少しずつ空気がひんやりとして、温かい飲み物が恋しくなる秋。食欲の秋ともいわれるこの季節は、お茶を通して季節らしさを感じるのにぴったりです。香ばしい香りやまろやかな味わいのお茶は、秋の深まる空気や食卓によく合います。ここでは、秋におすすめのお茶を紹介します。
香ばしさが心地よいほうじ茶
秋の定番としておすすめしたいのが、ほうじ茶です。煎茶や番茶を強火で焙じてつくるほうじ茶は、香ばしい香りとすっきりとした後味が特徴。暑さが和らぎ、肌寒さを感じる時期に、湯気とともに広がる香ばしさが心をほっと和ませてくれます。
また、ほうじ茶は渋みや苦みが少なく、食事との相性も抜群です。秋はサンマやきのこ料理、栗やさつまいもなど味の濃い食材を使うことが多いですが、ほうじ茶は後味をさっぱりと整えてくれるので、どんな料理にも合わせやすいのが魅力です。
濃厚でまろやかな抹茶ラテ
秋になると、温かいラテ系のドリンクが恋しくなる人も多いのではないでしょうか。抹茶ラテは、抹茶のほろ苦さとミルクのまろやかさが絶妙に合わさった一杯。甘みを加えるとデザート感覚でも楽しめ、読書やリラックスタイムのお供にぴったりです。
抹茶にはカフェインも含まれますが、ミルクと合わせることで口当たりが柔らかくなり、刺激が和らぎます。肌寒い朝に体を温めたいときや、午後のリフレッシュにもおすすめです。
香り豊かなほうじ茶ラテ
もうひとつ秋におすすめなのが、ほうじ茶ラテです。ほうじ茶の香ばしさとミルクのやさしい甘みが溶け合い、ほっと落ち着く味わいになります。抹茶ラテよりも苦みや渋みが少なく、軽やかで飲みやすいのが特徴です。
ほうじ茶ラテは夜にも飲みやすいのが嬉しいポイント。カフェインが比較的少ないため、寝る前のリラックスタイムにも安心して楽しめます。シナモンや黒糖を加えてアレンジすると、秋らしい深みのある一杯に仕上がります。
秋にお茶を楽しむポイント
秋のお茶時間をより豊かにするために、ちょっとした工夫を加えてみるのもおすすめです。
- 焙じた香りが引き立つように、急須でゆっくりいれる
- ラテには黒糖やきな粉をトッピングして和風スイーツ風に
- 季節の和菓子や焼き菓子と組み合わせて、秋の味覚を堪能する
季節感を取り入れることで、お茶の時間が特別なひとときになります。
まとめ
秋におすすめのお茶は、香ばしくてすっきりとしたほうじ茶、濃厚でまろやかな抹茶ラテ、やさしい甘みのほうじ茶ラテです。肌寒さを感じる季節に、湯気とともに立ちのぼる香りや温かさが心をほっと包み込んでくれます。
お茶を通して季節を感じると、日常の中の小さな楽しみが増えていきます。今年の秋は、自分好みの一杯を見つけてみてはいかがでしょうか。